
「花暦」(サイク)
久々に商業作品。私がかつて大好きだった美少女ゲームメーカ・サイクの2作目ですね。「ガーデニング育成シミュレーション」と銘打たれておりまして、庭をいじって花を咲かせてその妖精と仲良くなる、という楽しい発想のゲームです。
もちろん第一の魅力はゲーム部分にあるのですが、私がこの作品を大好きである理由はストーリーにあります。「花の精と仲良くなる」と書くとほのぼのメルヘンな感じがしますが、しょせんは人間と花の関係。季節が変わると花は枯れてしまうのです。しかし、彼女らの種は脈々と受け継がれていきます…。
出会いと別れ、生と死、そして人間が命を繋ぐ本質とは何か。そこまで考えさせられる名作だと思います。無論、詳しく書くとネタバレになりますので、ぜひ……まあ、とりあえず庭をいじって遊んでみませんか、という感じです。
実は1作目(これは前にもご紹介しましたが)、3作目もかなり深いテーマを扱っています。チェックしてみてください。

「青の扉 白の鍵」(サイク)
サイクの1作目。うそつき病院もの。(笑) 以前レビュー記事を書きました。

「神愛 〜Shin ai〜」(サイク)
3作目。世界の宗教もの、というこれまた珍しいテーマ。いずれレビューします。